シールラベルはA4用紙くらいの大きさの物が多いです。1枚分全面の大きさに印刷できるタイプもあれば、よく使われる10枚から12枚程度の大きさのタイプや、24枚以上できる小型のタイプもあります。全面の大きさに印刷できるタイプは、ポスターやステッカー、看板代わりにもできますので、注意書きを大きく記したり、事務所や店舗の名前を載せて広告代わりにするといいでしょう。良く出回っている10枚から12枚くらいの大きさができる物は、名刺や名札、ショップカード、ポイントカードを作るのに便利です。DMの宛名ラベルとしても利用出来ますし、保管用のファイルの箱や表紙の見出しに使っても良く、使用範囲が広いです。マグネットシートに貼れば、ホワイトボードにも利用出来ます。24枚以上できる小さなラベルは、ファイルの背表紙などの狭いスペースへの印字や、業務用の事務用品等に貼るネームシールとしても利用出来ますし、値札やバーコードシールとしても使える場合があります。

プリンターに合わせて選ぶ必要がある

シールラベルは、プリンターの種類を問わずに使える物もあり、ビジネスの場で使われていることの多い、インクジェットとレーザープリンターはもちろん、カラーやモノクロコピー、熱転写プリンターに使える物もあります。迷う場合には、種別を問わない用紙を使うといいでしょう。戸外に使う看板やステッカーを作成する場合には、耐熱性や耐冷性、耐水性に優れているラベル用紙を使う必要があります。ラベル用紙は、インクを吹き付けて印刷するインクジェットプリンターに対応していないことが多く、レーザープリンターにしか対応していない場合があります。レジと連動して、決済をする度にポイント額が変動するタイプのショップカードは熱転写プリンターに対応しないと印字できません。ラベル用紙は、熱転写プリンター用の用紙を使うようにしてください。

凝ったデザインのカードを作りたい場合は専用のソフトが必要

ショップカードや値札など、店舗の特徴を考えたラベルを作りたい場合は、シールラベル専用のソフトがあった方が作りやすい場合があります。ワープロソフトや表計算ソフト、プレゼンテーションソフトを使って作成するのもいいですが、単に名前等を印字するのであれば構いませんが、レイアウトが画一的になったり、文字列中心のデザインになってしまいます。また、バーコードやQRコードなど、特殊な形式の場合は、特に難しいと思われます。用紙のメーカーサイトを閲覧すると、専用の作成ソフトを用意しているメーカーが多く、型番や品番を入力するだけで、用紙の書式や印刷設定がワンタッチで済むでしょう。無料で使えることがほとんどで、インストールするタイプや、メールアドレスとパスワードの登録をして、ログインするだけでネット上から使えるタイプもあります。メーカーによっては、スマートフォンのアプリが用意されていることもあり、楽に作成できます。